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平成28年度

平成27年度
花久忌(平成26年2月)

 

『発見』
田中 八洲志選
二次会になると見えだす旗の色
(客)篠田 東星
一本の白髪気にするコンパクト
(客)大野 征子
検査するたびに病魔が顔を出す
(客)木崎 栄昇
雑談の中に落ちてる穂をひろう
(客)井上 東風
本性は化け物だった秘密法
(客)原  光生
騙されて初めて知った裏の顔
(人)時枝 利幸
発見の度に卑弥呼の国動き
(地)大竹  洋
外面にびっくりあれが我が夫
(天)砂子坂恵子

『涙』
佐藤 美文選
君のこと好きと涙に云われてる
(客)永井 静佳
直ぐ乾く涙野心は捨ててない
(客)上村 健司
大粒の涙ポトリ演技する
(客)大野 征子
みくびった童話に涙腺の不覚
(客)福井  勲
いい歳を取ったね涙枯れてない
(客)大竹  洋
次の次視野に涙の量り売り
(人)上村  脩
父の骨こんなに軽く涙する
(地)坂野 照明
泣き切った顔を朝日がのぞきこむ
(天)野口 節子

『客』
守屋 不二夫選
客扱いされて哀しいケアホーム
(客)砂子坂恵子
メガバンク顧客の黒を問う融資
(客)生井 芳夫
カマキリの擬態が客を瀬踏みする
(客)大竹  洋
虎の子がおずおずやって来るNISA
(客)落合 正子
盗むのは腕客筋は盗まない
(客)上田 健太
デジタル化地球の裏に客が居る
(人)上村 健司
招待のリストに埋める甘い罠
(地)花道 歌子
乗客のドラマを締める終電車
(天)西潟賢一郎

『腕』
佐藤 孔亮選
金釘は要らぬ匠の仁王門
(客)刑部 鬼子
腕だけは貸す友だちも金がない
(客)西潟賢一郎
国宝の腕千年を視野に彫る
(客)宮内みの里
職人の自負が腕から噴火する
(客)永井 静佳
ミクロンの腕を外資が買いに来る
(客)上田 健太
腕尽くという腕になる満員車
(人)堀井  勉
点滴の針に手錠を掛けられる
(地)河合 成近
雪掻きが得意昭和の腕っ節
(天)佐藤 俊亮

『生一本』
植木 利衛選
東大の他は望まぬ生一本
(客)増田 幸一
晩学へぼろぼろの辞書捨てられず
(客)廣島 英一
妥協する術は知らない一本気
(客)中西 隆雄
値切られた仕事も左官手を抜けず
(客)福井  勲
監督を神と信じる坊主刈り
(客)原  光生
酒処水と米とはゆずらない
(人)増田 幸一
靖国へ愛国心がかしこまる
(地)原  光生
負けたって脱原発を譲らない
(天)渡辺  梢

 

 

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