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川 柳 人 協 会 会 員 の 作 品 か ら

川柳は課題を与えられて作品を作ることが多く、ことに句会や大会ではほとんどが課題を与えられて作句の机に向かうことになります。今回は課題を中心にした協会員の作品を紹介致しますので、そこから川柳の一つの側面を理解していただきたいと思います。作品は平成22年に行なわれた川柳人協会主催による句会・大会・誌上大会のものです。

各題からそれぞれ5句ずつを抽出致しますが、上位の作品ということではなく、課題吟の面白さを伝えると思われる作品を選んでみました。

花久忌(平成22年2月11日 竹の塚・東岳寺)

 

「 旗 」
川俣 秀夫選
少子化に浮く父の旗母の旗
相良 敬泉
旗色を読んで策士がつぐ二の矢
丸山しげる
勝利者の旗に群がる宇治素性
相良 博鳳
日の丸よ遠慮し過ぎていませんか
堀井  勉
再びを目指して返す優勝旗
津田  暹

「慰める」
都倉 靖子選
説教の結び目に置く人情味
川俣 秀夫
友情の酒に本音がこぼれ出る
安藤 紀楽
頂点でベートーベンを聴くゆとり
米島 暁子
虫食いの脳で夫婦が癒し合う
渡辺  梢
寄せ書きの文字が励ます闘病記
西潟賢一郎

「曲折」
國嶋  武選
結局は鞘に納まるくされ縁
亀井  哲
屈折の涙も混ざる給料日
大野 征子
一言が転機となった師の教え
中西 隆雄
百歳の顔に轍が刻まれる
村田 倫也
家裁まで行った夫婦の共白髪
野口 節子

「偶像」
いしがみ鉄選
偶像を砕き少年脱皮する
篠田 東星
ビーナスの裸身に春が舞い降りる
都倉 靖子
偶像を作って壊すマスメデア
阿部  勲
モアイ像まだまだ謎のままで立ち
堀井  勉
運慶の銘仏像の価値を決め
小倉 利江

「刻む」
津田  暹選
俎は不要カッターフル稼働
太田ヒロ子
波風を立て刻刻と龍馬来る
相良 博鳳
職人の鑿ナノテクを気にしない
上村  脩
欠陥の烙印背負うエンブレス
上田 健太
負け犬の野望は鉈で切り刻む
川俣 秀夫

 


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